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くだらない話

このブログは、日々脳内に浮かぶあまりにもくだらないことと日々のストレスの根源となりうる事象を書き起こすことで、自己のストレスを発散させる超がつくほどの自己満ブログです。

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まさか涙がこぼれるとは思わなかったな。。。


19度目の挑戦で、悲願のダービージョッキーになった福永祐一の涙を見て、いつの間にか私の目からも涙がこぼれてしまった。
私は今まで福永祐一がダービーを勝つことを想像したことがないし、どんな有力馬を用意されても絶対獲ることはできないと思っていた。
福永祐一自身が「パンチ力がない」「勝負弱い」などと語っていたように、福永祐一は勝負弱いし、持ってない人間だと私も思っていた。
ダービーの大舞台で福永祐一がどんな素質馬に乗っても、3連単フォーメーションの1着の欄に、福永が騎乗する馬の番号をマークシートに塗り潰したことは1度足りともない。

福永祐一は安定感はあるものの、道中でのロスをなるべく減らすような折り合い重視の教科書通りの騎乗しかできない為、ダービーの様な大舞台では絶対勝てないと思っていた。
実際ワールドエースやエピファネイアやリアルスティールの様な有力馬で臨んだダービーでも、積極的とは言えない騎乗で幾度となくダービーでは勝てなかった。

そんな福永祐一がまさかの積極的な騎乗で、ダービージョッキーになったのだから感慨深いものがあった。
インタビューで「福永家の悲願」と言っていたように、不運の落馬で引退を余儀なくされた祐一の父の福永洋一さんでも勝てなかったダービーを手にすることができて、福永家だけではなく競馬関係者も今日は喜びに満ち溢れた暖かい賛辞を送っていることだろう。

実際に2着に負けたエポカドーロの調教師の藤原先生も、検量室で歓喜の抱擁をしてたぐらいだ。
藤原先生がずっと気に掛けていた弟のような祐一がダービーを勝って、込み上げるものがあったのだろう。
本当にみんながこの時を待っていたに違いない。

福永祐一が有力馬に騎乗して取りこぼした後に、外国人ジョッキーに乗り替わってG1を勝たれた福永リターンを何度もされ、くやしさだけではなく不甲斐なさを感じた事が何度もあったことだろう。
有力馬が福永祐一から外国人ジョッキーに乗り替わりになった際は、積極的に福永リターンに期待して馬券的に恩恵を受けてきた。

しかしながらいつも不憫には思っていた。
毎年高知競馬場で、父の洋一さんの乗る車イスを押す息子の姿を見て、父の洋一さんや騎手になるのを反対していたお母様の為に、いつかは勝って欲しいとは思っていた。

だからこそ平成最後のダービーでこのような感動する結果になって、本当に良かったと思う。
本当におめでとう。
そして感動をありがとう。
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